巨人は２９日に東京ドームで阪神との開幕戦に臨む。就任１年目の阿部慎之助監督（４５）と巨人時代の７年間、ともに戦ったデイリースポーツ評論家の谷佳知氏が新監督の心の内を分析した。

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　阿部監督とは２００７～１３年の７年間、巨人で一緒にプレーさせてもらった。当時はキャプテンを務めていて、私を含めた年上の選手を気遣いつつ、自分の考えをしっかりと伝えながら上手にチームをまとめていた。

　気持ちの切り替えがとてもうまい印象がある。打撃の状態が悪かったり、好機で凡退しても、マスクをかぶると引きずることなく、しっかりと投手陣をリードしていた。勝負に対する厳しさも持っている。繊細かつ大胆－。そうした側面は、采配の随所に見られるのでないかと思う。巨人という球団は監督１年目でも結果が求められるが、そうした重圧をはねのけて、ぜひとも好結果を残してもらいたい。