ロッテ・佐々木朗希、悪夢のKO劇「今話せること何もない」 自己最多の123球も5四球の大乱調で六回途中5失点

 6回途中で降板する佐々木(撮影・中島達哉)
 3回、マウンドに集まる佐々木(中央)らロッテナイン(撮影・中島達哉)
 4回、打者・上川畑の打球にグラブを出す佐々木(撮影・中島達哉)
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 「日本ハム-ロッテ」(10日、エスコンフィールド)

 ロッテ・佐々木朗希投手が先発し、六回途中、8安打を浴びて5失点で無念の途中降板となった。プロ入り最多となる123球を投げたものの、今季ワーストとなる5四球と制球に苦しみ、変化球主体のピッチングを強いられた。

 佐々木は降板後、「今話せることは何もありません」と、落胆の色を隠せなかった。

 エスコンフィールド初見参となった佐々木。初回はあっさりと三者凡退で片付けたが、二回に先頭・マルティネスに初球の156キロ速球を右越えへのソロアーチを浴び、先制点を献上した。続く三回も先頭・水野の安打と盗塁、さらに四球と暴投で1死一、三塁のピンチを招いたが、ここでギアを上げると、郡司、マルティネスから連続三振を奪い、ピンチを脱した。

 ソトの2ランで逆転してもらった直後の四回も2死満塁とされたが、何とか細川を遊ゴロに打ち取り、無失点。勝利投手の権利がかかった五回も安打と四球で1死一、二塁とピンチを招くも、ここも切り抜けた。

 しかし六回につかまる。1死から連打で二、三塁とされ、細川は浅い左飛に打ち取ったものの、松本剛にフォークを拾われ、右前へ同点の2点適時打を許した。続く郡司にも右前打を許したところで、吉井監督が交代を告げた。2番手の岩下が2死満塁から走者一掃の二塁打を浴びてこの回一挙、5失点で逆転を許しした。

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