真央、消沈6位「足にきていた」 6年ぶり表彰台逃す

 「フィギュアスケートGPシリーズ第1戦・スケートアメリカ」(22日、シカゴ)

 女子はGPデビュー戦となった三原舞依(17)=神戸ポートアイランドク=がショートプログラム(SP)2位からフリー3位の123・53点を加え、合計189・28点で日本勢トップの3位に入った。SP5位の浅田真央(26)=中京大=はフリーで自己ベストを30点以上下回る112・31点の6位に沈み、6位に終わった。

 最後のステップで力を振り絞って滑りきった真央は演技後、がっくりと肩を落とし、うなだれた。「もっともっと滑り込みが必要で、完成にはほど遠いかな」。GPシリーズの表彰台を逃すのは10年以来のことだ。

 「情熱的な女性」を演じたプログラム前半は冒頭のダブルアクセルを力強く跳び、優雅なスケーティングを見せた。それが後半に入るとスピードが落ち、基礎点が1・1倍となる4つのジャンプのうち予定通り決まったのはわずか1本と、別人のようだった。

 「ちょっと疲れちゃったという印象。いつもの半分くらいのパワーしか出せず足にきていた」。佐藤信夫コーチも「故障もあって十分な滑り込みができていない」と話すなど、最大の不安材料は左膝の痛みによる練習不足のようだ。

 それでも、真央本人は「10代の頃よりは練習量は減っているが、一回の密度は濃い」と自負を持つ。2季連続のファイナル出場は難しくなったが、目標に据えた3大会連続の五輪へ向け、今できることを着実にこなしていく以外にない。

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