美輪明宏、紅白初出場への思いを激白
2012年12月26日
「私、NHKの音楽番組『SONGS』のスタッフに『皆さんが紅白に携わるようになったらお祝いで出さしていただきます』と言ってたんです。いい番組を作られていましたから。それを聞いたプロデューサーが『本意を知りたい』と事務所にみえられた。ギリギリ押し迫ってからでした」
‐衣装に注目です。
「ヨイトマケの衣装は白か黒の無彩色。モノトーンですね。(歌の語り部が)成人した今、子どものころ、母親の3通りに瞬間で変わらなきゃいけないので、洋服の色合いで人格が決められちゃうとつらいんですよ。性別、国籍、年齢とか、目で見えるものは帳消しにして“黒子”にしておくべきなんですね。衣装がものを言うとまずい。シンプルにして、色は白か黒になると思います」
‐近年は黄色のイメージが定着しているだけに、もし黒に戻されるのであれば逆に新鮮です。
「前後の方との衣装のバランスもあるでしょうし、はっきり決まってはいませんが、なるべく『ものを言わない衣装』にしたいと思っています。歌で勝負ですから」
‐『ヨイトマケの唄』を作るキッカケは。
「炭坑町の興行で悲惨な街を見たからです。壊れ掛けた劇場で歌うんですけど、皆さん、あす食べる物も、あす住むところがなくなるかもしれないというのに、なけなしのお金をはたいて来て下さってね。イスなんかなくてむしろの上に座ってね。シワの間や手先、指先に炭じんが入って真っ黒でした。“元祖ビジュアル系”でヒラヒラした衣装でシャンソンなんか歌って、穴があったら入りたい気分でした。なぜ日本は流行歌ばかりで庶民に必要な歌がないのか。だったら、私がその元祖になってやろうと」
‐そして『ヨイトマケ‐』がヒットします。
「65年にテレビ朝日(当時NET)の『木島則夫モーニングショー』に出て歌ったんですね。直後から日本全国からハガキがワッーと来て。ほとんどが労働者の方とか母子家庭の方で、局が大騒ぎになって、もう1週間後に異例のアンコール。次は5万通来ましてね。今までそっぽを向いていたレコード会社やプロダクションが来ました」
‐そもそも『ヨイトマケ』の意味とは。
「地面に打つ重しを上げる滑車に縄をグルグル巻きつける時に『ヨイトマケ、ヨイトマケ』というんです。引っ張り上げる時があんまり苦しいもんだから、愛する人の名前を叫んだ。『◯◯のためなら』と…。この思いやりがステキですね」
‐全く古びない歌。
「坂本九さん、桑田佳祐さん、米良美一さん、槙原敬之さん、泉谷しげるさん、なぎら健壱さんらが歌ってくださった。シャンソン歌手のエディット・ピアフは『時代を超えた歌を歌いたい』がポリシーで、私も大賛成。日本には琵琶歌のように平安時代から連綿と続く歌がある。でも最近の歌は『ツイッター』なんですよ。『気が利いた言い回しだろ、どうだ!』みたいなミエミエのこざかしい表現の仕方のね。だから私はあえて時代遅れで結構ですよと」
‐意気込みを。
「こういう時代だからこそ、子どものためならエンヤコラ、お父ちゃんのためならエンヤコラと、愛する誰かを思いやる心が一番必要だと思う。それを届けたいです」
◇ ◇
美輪明宏(みわ・あきひろ)1935年5月15日、長崎市出身。歌手、俳優、演出家、作家。16歳で本名・丸山明宏で歌手デビュー。“神武以来の美少年”と称され、57年に「メケメケ」が大ヒット。第1次ブーム後の雌伏期にシンガー・ソングライターの元祖として作詞作曲を本格化し「ヨイトマケの唄」「ボタ山の星」など傑作を生む。71年、「美輪」に改名。「黒蜥蜴」「毛皮のマリー」「椿姫」などの舞台に加え、近年は宮崎駿監督のアニメ映画声優、テレビ朝日系「オーラの泉」(05‐09年)などの番組、CMで幅広い層の知名度を獲得した。
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