宝塚 専科・凪七瑠海 貴公子然とした姿から妖艶なマタ・ハリまで 様々な姿を披露

 宝塚歌劇専科スター凪七瑠海主演の雪組公演「39 Steps」が24日、宝塚バウホールで初日の幕を開けた。

 バウホールでは珍しい芝居とショーの2本立て。1部の芝居はサスペンス小説「三十九階段」を宝塚版としてミュージカル化されたもの。ミュージックホール「アリアドネ」が、重要な鍵を握る。2部はその「アリアドネ」で上演されるショーという設定。凪七の魅力が詰まった作品となっている。

 芝居では、凪七の貴公子然としたノーブルさと、コミカルな部分がうまく引き出された。ショーでは白いスーツや黒燕尾といった定番から、マタ・ハリでの妖艶な踊り子まで幅広い魅力を披露した。

 ヒロインの野々花ひまりが、出過ぎない芝居で、凪七を引き立てた。またアリアドネの花形らしい、ダイナミックなダンスを目を引いた。また頬に傷のある牧師の役の叶ゆうりが、芝居とショーで舞台を引き締めた。

 5月5日まで。

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