「オール大阪　ラピートカップ」（７日、住之江）

　１号艇で人気を集めた湯川浩司（４４）＝大阪・８５期・Ａ１＝がインから逃げて１着。３月のＧ１・江戸川周年以来となる今年３回目、オール大阪は２０２１年８月摂河泉競走以来となる６回目の優勝を飾った。２着には上條暢嵩（大阪）、３着には上田龍星（大阪）が入った。

　シリーズリーダーが最後もきっちりとＶで締めた。湯川が勝ち取ったインから隙を与えず逃げてオール大阪６回目のＶをつかみ取り「仕上がりは良かった。足は全部が良かった」と笑顔で充実の汗を拭った。

　今節は手にした５６号機に前検から好感触をつかみ、シリーズを通して他を寄せ付けない抜群の舟足を披露。「このエンジンは抜群。（温水）パイプが外れたらもっと出るんじゃないかな」とＶへ導いた相棒を絶賛した。

　今年は１月に江戸川Ｇ２、さらに３月にＧ１・江戸川周年でＶ。今節の優勝でさらに賞金を上積みして賞金ランキングでも上位に付ける。それだけに「目標はグランプリに出ること」と地元で開催される年末の大一番に視線を向ける。強豪そろうオール大阪Ｖをさらなる弾みに勢いを止めず突き進んでいく。