亜大ドラフト候補・藤岡裕大が先制打
「東都大学野球、亜大2‐1駒大」(2日、神宮球場)
亜大が競り勝ち、勝ち1とした。
両チーム無得点で迎えた五回2死三塁から、今秋ドラフト候補の藤岡裕大内野手(4年・岡山理大付)が左越えに適時二塁打を放ち先制。八回にも貴重な1点を加え、反撃を九回の1点にしのいで逃げきった。
2日前の2回戦は、駒大の左腕・東野に完封負け。雨天中止となった前日は、ミーティングをみっちり1時間行い、対策を練った。各打者が狙い球をしぼることを徹底。藤岡は「内を捨てて外が来たらフルスイングしようと思っていた」というイメージ通り、東野の外角球を逆方向に運んだ。生田勉監督も「あのバッティング、あの1点が大きかった」と、たたえた。
「同じピッチャーに2度やられたくない。意地でした」と殊勲打を振り返った後、プロ志望届を提出したことも明かした藤岡。強肩も魅力の左打ちのスラッガーは「上の世界で活躍するためにも結果は大切。もっともっとレベルアップしたい」と、貪欲に話していた。