天龍快勝、大コールに「ありがたい限り」

竹下(中)にダブルタックルを見舞う天龍(左)と越中
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 「天龍プロジェクト」(3日、新宿FACE)

 11月に引退する天龍源一郎が、かつてIWGPタッグ王座をともに保持した越中詩郎とのコンビでDDTの高木三四郎&竹下幸之介を下した。

 引退ロードで奮闘する天龍は好調を持続。序盤に高木に捕まり、場外で攻撃を受けたが、逆にスイッチが入った。高木にグーパンチ3連発、46歳下の19歳・竹下にも容赦なく顔面蹴りを浴びせた。さらに、ラリアートの後、高木を抱え上げて久々に53歳(改め65歳)を爆発させた。カウント2で返されたが、とどめのラリアートで完ぺきなフォールを奪った。

 越中のヒップアタックなどのアシストを受けて暴れ回った天龍は「快勝。まさしくその通り。(越中が)いいタイミングでつないでくれた。本当にプロレスを熟知している。また組みますよ。何でやめるの、こんないいコンビ。めちゃくちゃオレが助かる」とご機嫌でコンビ継続を宣言。往年の必殺技で久々に繰り出した53歳については「65歳に名前を変えた。角度が違うから。返した高木は大したもの」と笑顔を見せた。DDTの成長株・竹下も「向かっていくところがいい。戦ったことないいい若手がいる」と称賛する余裕ぶりだった。

 この日も超満員の観衆から大コールを浴びた天龍は「ありがたい限り。一戦一戦、すべてが思い出になっていく、今回も北原(光騎)がセコンドについてくれたり」と感慨深そうにコメントした。試合後には4・30新木場で拳剛とシングル戦を行うと発表。「ちっちゃい場所であいつをやっつけるには丁度いい。あと3週間あるから、体重を落としていく。動ける体にして動かないで戦う」とジョークも飛ばした。引退ロードも明るく激しく戦い抜く。

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