「お酒が飲めない人は結婚に不利」 婚活会社が発表した身も蓋もない統計に「よっしゃ今日から飲みまくる」と吹き上がる人たち

結婚相談所を中心に婚活事業を複合展開する株式会社IBJが、2023年に同社の結婚相談所ネットワーク内で成婚した1万3516人のデータを分析した「成婚白書」を公開。「年齢が与える影響」「男女の年収」「都市部と地方」など、あらゆる角度から成婚を増やすために重要なポイントを検証しているが、今回は(今回も?)「酒を飲む人ほど成婚しやすい」という検証結果がネット上の話題をさらった。

同白書はIBJが2018年から毎年作成。有識者の見解や統計データを交えながら、実態に基づく考察も行っており、同社は「結婚観や働き方が多様化する中、結婚を望む人に向けた婚活支援の参考にしていただきたい」と期待する。

同白書では、「成婚しやすさ」(※)を様々な要素から分析。その中で最も注目を集め、ネット上で議論を呼んだのが「飲酒」との関係だ。

(※)成婚しやすさ…IBJ結婚相談所の活動会員数における各年代の比率を分母とし、成婚者における各年代の比率を分子として表したもので、「100%」が平均となる

データによると、男性の成婚しやすさは「飲む」が123.0%なのに対して「飲まない」は74.8%、女性は「飲む」が118.5%で「飲まない」は91.8%と、明確に差が出た。この結果について同白書は「飲酒と成婚しやすさでは、日頃から飲酒習慣がある方のほうが成婚しやすいことが分かる。お酒によって緊張がほぐれ、会話が盛り上がりやすいことや、食事をする機会が多いパートナーとは、お酒の場も同じように楽しみたいと考える方が多いのかもしれない」と分析している。

■相関関係はあっても因果関係はない

この統計にSNSは騒然。

「性別関係なく、結婚したかったら酒は飲め!!!(暴論)」

「つまり飲めば飲むほど結婚できる可能性が上がるってことか!」

「判断力が無くなるからだろう」

「今日から毎日焼酎10L飲みます」

といった極論をあえて楽しむコメントが飛び交う事態を招いたが、中には「飲める人は『飲まない選択肢』もあるけど、飲めない人は『飲む選択肢』がなくなる時点でシンプルに相手の幅やデートのバリエーションが狭くなるもんね」や、「相関関係はあるが因果関係はないデータのめちゃくちゃ良い例やなこれ」など、冷静に受け止める人も見られた。

同白書ではこのほか、年齢や学歴、年収、職業、喫煙の有無、婚姻歴などが「成婚しやすさ」にどう影響するかというデータ分析も掲載。結婚・婚活の現在地を数字で示すとともに、少子化対策としての「結婚支援」により力を入れていくよう国などに問題提起するなど、読み応えがある。

「成婚白書」はWebに公開されており、誰でも無料で読むことができる。

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