【藤田平氏の眼】小幡が機能した 昨年の強いタイガースの攻撃パターンのひとつだった

 「阪神5-4ヤクルト」(27日、甲子園球場)

 阪神は前日に4失策を犯した木浪聖也内野手に代わって先発した小幡竜平内野手が、適時打を含む2安打と起用が当たった。デイリースポーツ評論家の藤田平氏は「小幡が機能した」と絶賛。

  ◇  ◇

 流れを引き戻す見事な働きだ。小幡が岡田監督のスタメン起用に応えた。疲れも見えた木浪を休ませられたことだけでなく、前日26日のヤクルト戦で連勝が止まりチームに重い空気が漂いそうな中、小幡が機能した。

 特に五回は昨年の強いタイガースの攻撃パターンのひとつだった。8番打者が出塁して、9番の投手が犠打で走者を送り、1番・近本がかえす。この日は小幡の中前打の後、大竹が投犠打で攻撃リズムを作り、近本の逆転2ランへつながった。

 いつ出番が回ってくるか分からない中でも準備を怠らない努力のたまものだろう。小幡と木浪を比べると守備面での総合力は互角だといえる。打撃面で課題のあった小幡だが、辛抱強く技術を磨いて、この日のチャンスを生かした。

 二回のタイムリーを含めて小幡は2安打。岡田監督の期待に応えた。同時に前日3失策の木浪も、この日の欠場をプラスにしてくれるはずだ。これからチームにとって大事なのは連敗しないこと。サブメンバーの活躍による勝利は何よりもチームを活性化させる。

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