巨人・高橋監督、沢村栄治氏墓前にV誓った「新しい歴史を」

 巨人・高橋由伸監督(41)が21日、三重県伊勢市内にある球団草創期のエース・沢村栄治氏の墓前でV奪回を誓った。今年は同氏の生誕100周年。神妙な面持ちで手を合わせた指揮官は「これからわれわれが新しい伝統を受け継いでいかないといけないですし、新しい歴史を作っていかないといけない」と力を込めた。

 偉大な先人の存在があったからこそ築かれてきた巨人の伝統。墓前では、感謝の気持ちも込めた。親族とも会話を交わし「いろんな重み、伝説、伝統を感じました」。監督就任2年目の開幕を10日後に控えての墓参。3年ぶりのV奪回へ、気持ちは引き締まった。

 22日に同地で行われる日本ハム戦は、全員が沢村氏が背負った背番号「14」をつけて臨む。「みんなで同じ背番号で戦うのはなかなかないことですし、そういった貴重ないろいろな重みを感じながら試合をしたい」。現在、オープン戦4連敗中。先人に恥じない戦いぶりを見せ、開幕へ弾みをつける。

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