ソフトバンク・デスパイネがV弾 パトップタイ19号
「ソフトバンク6-5日本ハム」(28日、ヤフオクドーム)
接戦にけりをつける豪快な一発だった。ソフトバンク・デスパイネが5-5の八回に外角高めの155キロの速球を強振すると、ライナー性の打球は左中間席へ一直線。同僚の柳田に並ぶリーグトップの19号ソロに「真っすぐしか待っていなかった。一発で勝ちたかった」と満足そうだった。
キューバ出身のスラッガーは6月11日に右太もも裏の肉離れで離脱し、先発に復帰して2試合目だった。コンパクトに振って感覚を取り戻すつもりで打席に立っているという。五回2死二塁では捕邪飛に倒れ、バットを地面にたたきつけて悔しがっていた。自らのストレスも一掃する一発に「最後に出て良かった」と留飲を下げた。まだ全力疾走はできないものの「休むのは大嫌い。離脱していた分を取り戻してチームに貢献したい」と責任感を口にした。
チームはシーズンの折り返しとなる72試合目で貯金を今季最多の20に乗せた。