巨人・高橋由伸監督（４２）が１７日、小林誠司捕手（２８）に来季のベストナイン獲得指令を出した。この日、今季の同賞が発表され、小林は捕手部門で広島・会沢に次ぐ２位の得票数で、ゴールデングラブ賞とのＷ受賞はならなかった。

　投票結果に指揮官は「あれでベストナインというのは取れないかな」と納得顔で「打てば、いいところまで争えるかもしれない」と話した。守備では高い評価を得ているだけに、課題の打撃が向上すれば、獲得も現実味を帯びてくる。

　今季の自軍からのベストナイン選出は、優勝した広島の５人に対し、菅野ただ１人。Ｂクラス低迷を象徴するかのような結果に終わった。「（来季は）最低でも４人ぐらいはね」と指揮官。小林を含む野手陣の奮起に期待した。