「選抜高校野球・２回戦、三重８－０日大三」（２９日、甲子園球場）

　日大三（東京）は完封負けし、２回戦で敗退した。

　中日などで活躍した前田幸長氏（４７）を父に持つ日大三・聖矢外野手（２年）が８点を追う八回に代打で出場した。

　初の甲子園は遊飛に終わり「悔しいしかないです」と唇をかんだ。アルプス席から見守った父は「ネクストバッターズサークルにいるのを見て、涙が出ました」と感慨深げ。同校の８点差以上の大敗は５６年春の対芦屋以来（０－９）、６２年ぶりの屈辱を糧に夏のリベンジを目指す。