巨人・岡本の進化 谷佳知氏が分析「下半身主導のスイングができている」

 巨人・岡本和真内野手(21)の勢いが止まらない。和製大砲として大きな期待を背負い、4年目にしてレギュラーに定着。強力打線に生まれ変わったチームで、中心的な存在になりつつある。進化の要因を、デイリースポーツ評論家の谷佳知氏(45)が分析した。

 まず、1はどっしりと構えていて申し分ない。2ではしっかり軸足に重心が乗っていて、理想的な形でボールを見ることができている。開幕から好調の一因として、下半身から始動していいタイミングの取り方ができていることが挙げられる。

 この打席では阪神・秋山に対して、左飛に打ち取られた。低めの変化球を打ちに行っているからということもあるが、3、4はステップがやや広い印象を受ける。ホームランバッターなのでもう少しステップを狭めてもいいかもしれないが、それでも、完全に崩されずにボールを拾えることができているのは下半身主導のスイングができているからとも言える。

 5、6で分かるように大きなフォロースルーも長所のひとつだ。これは誰にでも真似できるものではなく、遠くへ飛ばす才能があるからこそ。スイングスピードの速さも魅力だが、ボールをバットに乗せ、これだけ大きなフォロースルーができるからこそ、打球は遠くへ飛んでいく。

 今季は実質1年目。そろそろ疲れが出て来る頃かもしれない。下半身が動かなくなれば、タイミングも微妙にずれ始めるもの。修正の仕方を覚えながら、シーズンをどう乗り切っていくか。今後も注目していきたい。

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