ソフトバンク・長谷川勇也 今季初の1軍昇格「壊れてもというくらいの覚悟」

 「ソフトバンク-広島」(15日、ヤフオクドーム)

 前夜にBクラスへ転落したソフトバンクが、ベテランの長谷川勇也外野手を今季初めて1軍に昇格させた。

 13年に首位打者と最多安打に輝いた好打者。しかし、14年シーズン終盤に右足首を痛めて以降は出場機会を減らした。昨季は23試合、打率・216、2本塁打、7打点にとどまり、11月に完全復活を期して2度目の右足首手術を行っていた。

 今季はここまで2軍戦で36試合に出場し、規定打席未満ながら打率・354の好成績をマーク。5本塁打、26打点はチームトップだった。

 長谷川勇は「でも、ファームの成績なのでリセットして考える」と話し、現在の調子や足首の状態についても「言われたところでやるだけ」と繰り返した。さらに「しっかり結果を出してみんなに喜んでもらいたい。攝津さんも言っていたように、壊れてもというくらいの覚悟を持って臨みます。今までは準備段階だったけど、1軍は違う」と強い決意をにじませた。

 工藤公康監督は「(外野守備担当の)村松コーチにノックを打ってもらい問題ないと確認できた」として、昇格即スタメンで起用することを明言。また、「長谷川君がいるだけで相手は神経をすり減らす。ガツンと一発打ってくれたら、チームも盛り上がる」と活躍を願った。

 交流戦6連勝スタートを切ったソフトバンクだが、ここ3カード連続で負け越している。その間は2桁安打試合が一度もなく、長谷川勇に起爆剤としての期待がかかる。

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