石岡一 唯一の女子部員 プラカード役でチーム先導「周りを見て歩けた」
「選抜高校野球・開会式」(23日、甲子園球場)
石岡一(茨城)唯一の女子部員・浜田芽里(めりい)内野手(2年)が、プラカード役としてチームを先導した。規則によって女子部員は公式戦への出場が認められていないが、「けっこう周りを見て歩けました」と聖地の雰囲気を満喫。22日のリハーサル後に「第一印象は大事。強く見えるように歩きたい」と意気込んだように、役割をきっちり果たした。
普段の練習では男子部員とほぼ同じメニューをこなし、練習試合にも出場することもある。「男子が野球をやるという気持ちよりもさらに、もう一歩上の次元の野球が好きだっていう感じ」と川井政平監督から評価されるように、普段の頑張りからプラカード役に任命された。
チームの初戦は25日の第2試合・盛岡大付戦だ。「自分はグラウンドに立つことはできないので、スタンドから全力で応援したい」。強豪と激突するチームを、今度は声で支える。