立命大・坂本 126球完封勝利 最速146キロで京大を圧倒

 「関西学生野球、立命大3-0京大」(20日、ほっともっとフィールド神戸)

 1回戦2試合が行われ、立命大が京大を、同大が関大をそれぞれ下して先勝した。立命大は今秋のドラフト候補・坂本裕哉投手(4年・福岡大大濠)が5安打無失点9奪三振の力投で、自身リーグ戦初完封勝利を挙げた。

 最後までマウンドを譲らなかった。126球の完封勝利に、坂本は「100球を超えても球威は落ちなかったので。うれしいです」と笑顔を見せた。自己最速の148キロ超えとはいかなかったが、この日最速の146キロ直球を軸に、京大打線を相手にゼロを並べた。

 ネット裏では巨人の長谷川スカウト部長、渡辺スカウトが見つめた中、渡辺スカウトは「まっすぐの制球がいい。これからもっと上がってくるのでは」と評価。バットでもダメ押しの適時二塁打を放って勝利に貢献した。

 福岡大大濠では、阪神・浜地の1学年上の先輩として、一緒にプレー。今でも連絡を取り合う間柄だ。「刺激になりますし、負けないようにがんばりたい」と、さらに上を目指していく。

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