プロ注目の近大・村西146キロ6回2失点 初甲子園で修正能力発揮!
「関西学生野球、近大3-2京大」(26日、甲子園球場)
1回戦2試合が行われ、近大は京大に逆転勝ちで先勝。関大と関学大の「関関戦」は、延長十三回までもつれたものの規定により引き分け。近大は今秋のドラフト候補の村西良太投手(4年・津名)が先発し、6回2失点とゲームを作って勝利に貢献した。
プロ注目の村西が、修正能力の高さを発揮した。立ち上がりを課題に挙げる中、自身初の甲子園で「(マウンドが)思っていたより硬かったです」と感触に慣れない状況で、失策も絡んで初回に2失点。ただ「途中からは足を使って力を抜いて投げました」と二回以降はゼロを並べた。
この日の最速は146キロ。ネット裏で視察した阪神・和田豊TAは「左の内角に決まるストレートが素晴らしかった。変化球をよりコントロールできればおもしろい」と評価していた。
1点を追った七回の打席で代打を送られたため、自身に勝ち星は付かなかった。チームの勝利を喜びながらも「(残り)全部勝ちたいです」ときっぱり。ここまでリーグ戦では3勝0敗。強気の姿勢で次回の登板に挑む。