智弁学園 1年生コンビで3回戦突破 小畠7回3安打0封 前川が一発含む2安打

 「春季高校野球奈良大会・3回戦、智弁学園7-0高田商」(3日、佐藤薬品スタジアム)

 智弁学園の1年生コンビが投打で大活躍し、3回戦突破を決めた。

 先発に抜てきされた右腕の小畠一心投手(1年)が、7回3安打無失点の好投。公式戦初登板とは思えない堂々とした投球で、相手打線を封じた。走者を背負う場面もあったが、140キロ超えの直球を軸に切り抜け、七回コールド勝ちの原動力となった。

 「昨晩からかなり緊張していましたが、先頭打者は出さないと決めていました。九回まで投げたかったです」と次戦以降を見据えた意欲を見せた。

 5番・左翼で起用された左打者の前川右京外野手(1年)は、公式戦初打席の二回に高めの直球を完璧に捉えて右越えにソロ本塁打を放つなど、4打数2安打の活躍で勝利に貢献した。

 前川は「先輩についていこうと、毎日必死に練習しています。1年の間に20本、通算67本くらいは打ちたいです」と意気込んだ。小坂将商監督(41)は「期待以上。大切に育てていきたいです」と“ルーキーたち”の活躍に笑顔を見せた。

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