オリックス・榊原、粘投2勝目「15年育って…千葉最高」

 「ロッテ2-3オリックス」(15日、ZOZOマリンスタジアム)

 オリックス・榊原はマイクに向かって思いをぶつけた。

 「この千葉県で15年間育って…、千葉県最高です!」

 苦しい投球だった。初回に先制を許し、追いつき、勝ち越してもらったが、七回に清田に同点打を浴びた。マウンド上で痛恨の表情を浮かべると、ベンチから高山投手コーチが走ってきた。

 「成長を見せるときだ。ここを踏ん張ってくれ」

 奮い立った。続く江村を3球三振。味方の反撃を呼び込んだ。八回に再び勝ち越し点が入った際にはベンチ最前列で大はしゃぎ。「キターッ!て感じでした」と笑った。

 今季7試合目の先発。初登板で五回途中KOされた以外は6回以上を投げ、2失点以下。西村監督は「安定感出てきている。評価しないといけない」と褒めた。とはいえまだ二十歳。プレッシャーもある。口の周りにはヘルペスやニキビを発症。「見えない疲れがあります」と漏らすこともあった。

 プロ3年目ながら新人王有資格者。抜群の安定感を武器にこのまま突っ走る。

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