「楽天０－２日本ハム」（１６日、東京ドーム）

　楽天・辛島航投手（２８）が好投を見せるも、打線の援護がなく今季初黒星を喫した。

　「（投球の）感触は良かった」と初回に２死一、三塁では中田を空振り三振に切って危機を脱すると、三回は味方失策から１死一、三塁となったが、好調の大田を三振、近藤を投ゴロに抑えて得点を許さなかった。

　我慢の投球を続けたが、七回１死三塁から平沼にフェンス直撃の右越え適時打を浴びて先制点を献上。初球を打たれた場面に「慎重に入っても良い場面だった」と悔しさをにじませていた。

　今季の登板試合でチーム６戦全勝だったが、７回１失点の好投も実らず今季初黒星。それでも平石監督は左腕の投球に「キレもあって腕も振れていたし、チェンジアップも決まっていた。状態はものすごく良かった」と称賛していた。