「中日１－５巨人」（１８日、ナゴヤドーム）

　本領を発揮し、一振りでチームを連勝に導いた。決勝弾を放った巨人のゲレーロは「コンパクトに振り抜いた。うまく腕をたたんで、いいスイングができました」と笑みを浮かべた。

　０－０の二回無死二塁。中日先発・柳の内角低めの直球を捉えると、弾丸ライナーで左中間席に消えた。２日・中日戦以来の５号２ラン。原監督は「効果的に。流れがどっちにいくんだろうという時にいいホームランを打ってくれました」と褒めた。

　６日に出場選手登録を抹消された。１７日に昇格するまで２軍でコーチとコミュニケーションを図り「気分転換」したとゲレーロ。気持ちの持ち方も「失敗することもある。いかに次の打席に生かすか」が重要だと再認識。メンタル面も少しずつコントロールできるようになってきた。

　本来は長打力が武器の助っ人が丸、岡本らクリーンアップの後の６番に座る打線は他球団にとって脅威。心も強くなった男の打棒が今後、爆発しそうだ。