東洋大・村上27人目の打者に四球… 大記録逃すも11回1安打完封
「東都大学野球、東洋大2-0亜大」(22日、神宮球場)
東洋大・村上頌樹投手(3年・智弁学園)が大記録を逃したものの、11回1安打完封の快投で、優勝に王手をかけた。「正直、狙っていました」と九回2死まで完全投球。味方の援護がない中で27人目の打者に四球を与えながら、十回1死まで無安打無得点投球を続けた。
29人目の打者である亜大・山本卓に中前へ運ばれても、落ち着いて後続を抑えた。延長十一回にようやく打線が2点を奪うと、最終回も3人で片付けて今季4度目のシャットアウト。「指のかかり具合、球の勢いはよかった」と自己最速の149キロもマークし、八回まで毎回の14奪三振に斬った。
エースの力で18年春以来2季ぶりのリーグ制覇をぐっとたぐり寄せた。23日の2回戦で勝利すれば勝ち点5の完全優勝。直前に行われる試合で国学院大が敗れても、その時点で頂点に立つことが決まる。