オリックス・山岡 痛恨の完投負けで初黒星 暴投で決勝点献上「もったいない」

 「楽天3-2オリックス」(24日、楽天生命パーク宮城)

 余りに悔やまれる。オリックスの先発・山岡が痛恨の完投負けで今季初黒星。「もったいない」。敗戦を振り返る右腕が視線を落とす。自らの暴投で相手に与えた決勝点が重かった。

 痛恨だったのは1点リードで迎えた五回。「バッテリーミス」。この回先頭のブラッシュを四球で歩かせると辰己に右中間への同点三塁打。さらに、続く小郷へフルカウントから7球目に投じたスライダーがバウンドして捕手・若月が捕球できず。この間、三走・辰己に勝ち越しのホームを踏ませてしまった。

 相性の良さを生かせない。この日の試合前まで今季楽天戦は先発3試合で3勝。さらに楽天生命パーク宮城では、17年9月9日から4連勝していた。ただ、この日は三回に茂木に先制打を浴びるなど、序盤からリズムに乗れなかった。

 責められる数字ではない。終わってみれば8回を5安打3失点。「今日はブルペンの時から悪くて。いろいろやりながら、後半でようやくつかんだ」。イメージと投球感覚が違っても、何とか立て直した。「次はうまくいきそう」と山岡。六回からの3イニングを無失点に抑えた内容に光を見る。

 一方、打線は8安打2得点で21試合連続1桁安打。得点は頓宮と中川の犠飛のみ。七回1死満塁からは中川と代打・福田が共に倒れた。「満塁のところで点に絡んでいかないと」と西村監督。チームの借金は今季ワーストタイの「8」。重苦しい空気は白星で振り払うしかない。

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