ヤクルト大引「勝つと冗舌になりますね」 17連敗阻止の3点二塁打

1回、先制二塁打を放ちベンチに向かい3点先制のポーズを決めるヤクルト・大引啓次=横浜スタジアム(撮影・棚橋慶太)
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 「DeNA2-5ヤクルト」(2日、横浜スタジアム)

 ヤクルトが連敗を16でストップし、5月12日の巨人戦以来、21日ぶりの勝利を飾った。負ければ、セ・リーグ記録を更新する17連敗という崖っぷちでチームを救った大引啓次内野手(34)は「勝つと冗舌になりますね」とヒーローインタビューでご機嫌な笑顔だった。

 初回2死満塁で走者一掃の適時二塁打。ヒーローインタビューに登場した大引は「めちゃくちゃうれしいです。すいません。お待たせしました!」と絶叫。ファンと共に久々の勝利の喜びをかみしめた。

 初回、1死から青木、山田哲が連続安打。続くバレンティンの一ゴロをロペスがエラー。満塁のチャンスがめぐってきた。続く打者は5番・村上。だが、期待の若武者は浜口の高め144キロ速球に3球三振に倒れていた。

 2死満塁で打席に入った心境を問われた大引は「村上、打てよって思ってました!」とぶっちゃけトークを展開。スタンドを沸かせた。「なんとか打とうと思ってました。最高の結果です」「狙ってたチェンジアップが理想通りのヒットになりました」と興奮気味に言葉を続けた。そして、我に返ったように「勝つと冗舌になりますね」と冷静に一言。またまたファンを盛り上げた。

 4日からは交流戦がスタート。日本ハム戦が控える。「交流戦を機に、去年の交流戦覇者として堂々と立ち向かっていきたい」。堂々の宣言できっちりとヒーローインタビューを締めた。

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