上原浩治氏 赤星憲広氏には「スーパークイックモーション」で盗塁阻止

 5日のMBSテレビ「戦え!スポーツ内閣」(後11・56)は、現役引退を発表した元巨人の上原浩治氏に緊急突撃インタビューを敢行する。

 スタジオではプロ野球解説者の赤星憲広氏が、上原氏について「バッターとしての駆け引きも楽しかったが、ランナーとしての駆け引きがすごい楽しかった」と回想する。赤星氏が荒木雅博氏(元中日)や青木宣親(ヤクルト)らと盗塁王争いをしていたシーズンでのこと。上原氏は赤星氏がランナーのときだけ、クイックモーションよりもさらに速いスーパークイックを使っていたという。

 そこで赤星氏は、オールスター戦で上原氏と顔を合わせた際、「なぜ僕のときだけ速いクイックを使うんですか?」とクレームを入れた。上原氏からは「赤星に走られると阪神が勢いづいてしまうから」と返されたといい、赤星氏は「それを言われて、すごい嬉しかったんです。特別扱いしてくれたから」と語った。

 もちろん、『上原のスーパークイックのせいで盗塁できない』では赤星氏のプライドが許さない。そこで投球のクセを見破り、盗塁を成功させるように考えたが、一筋縄ではいかなかった。

 赤星氏は「普通のピッチャーは、クセが見つかると直そうとする。でも上原さんは、直さなかったんです。バッターに投球するクセがあるとするなら、ここぞというときに、そのクセを利用して、けん制をしてきたんです」と語った。MCの武井壮は「エサをまいてたんですね!」と驚がく。赤星氏も「それをやられたときに、また(僕が)興奮して…」と現役並みのテンションになり、笑わせた。

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