智弁和歌山の1年・中西、最速142キロ 夏は投手陣の軸、中谷監督も評価

 「高校野球・練習試合、智弁和歌山9-1大津商」(29日、智弁和歌山グラウンド)

 先発した智弁和歌山の中西聖輝投手(1年)が、6回2/3を4安打1失点と好投。自己最速の142キロも記録し、1年生ながら投手陣の軸として夏の大会を戦うことになりそうだ。

 「課題の立ち上がりはクリアできましたが、点を取ってもらった後に出塁を許したりムダなボールも多いので。142キロは今日初めてで良かったです」

 マウンドでのムードや投球内容を見ても、とても1年生とは思えない。力強い直球に加えて変化球のキレも良く安定感が抜群だ。中谷仁監督(40)も「まだ1年なので無理はさせられないけど、(夏は)中西が軸になるんじゃないかなと。内容を見ても雰囲気を見ても」と高く評価した。

 また、4番を打つ徳丸天晴外野手も1年生で、投打ともに新戦力の台頭で厚みを増した。和歌山大会初戦の和歌山南陵戦(7月17日)に向け、中西は「1年生らしく元気にどんどんストレートを投げ込んでいければと思います」と力を込めていた。

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