ノムさんの孫、星槎国際湘南・野村が夏の大会デビュー!「次は打てるように」

4回、生還する星槎国際湘南・野村忠克=小田原球場(撮影・堀内翔)
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 「高校野球神奈川大会・1回戦、星槎国際湘南16-0海洋科学」(13日、小田原球場)

 星槎国際湘南が五回コールドで大勝し、初戦を突破した。ヤクルト、阪神などの元監督・野村克也氏を祖父に、楽天・野村克則2軍バッテリー兼守備作戦コーチを父に持つ野村忠克外野手(3年)が、夏の大会初出場を果たした。

 8点リードの三回無死一塁から代打で登場し、初球を打って二ゴロに。一塁走者として残ると、後続の適時打で9点目のホームを踏んだ。四回からは、そのまま右翼の守備に就いた。11点リードの四回無死二、三塁では空振り三振に倒れた。

 昨秋から三塁ベースコーチを務める野村は、夏の独特の緊張感に「春、秋とは違った感じがした。緊張しました」と苦笑い。公式戦初安打はお預けとなったが「思うような結果は出なかったけど、腐らずにやっていきたい。次は打てるように頑張ります」と意気込んだ。

 偉大な家族がついて回る重圧も「最初は感じたけど、今は関係なく自分の野球ができればいい」と吹っ切れた。「野村という名前でやってきて、結果が出ない時もチームのためにという気持ちでできるようになった。父からは『腐るな』と言われてきた」と、教えはしっかりと生きている。

 「素直な子。ムードメーカーでもある。打ってくれたらよかったけど、チームを盛り上げるという点ではいい」と土屋恵三郎監督。桐蔭学園では高橋由伸らを指導した指揮官も、副将の姿勢に信頼を寄せる。

 「チームのために、自分のできることをやりたい」と野村。最後の夏に初めての聖地出場を果たすべく、奮闘を続ける。

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