龍谷大平安・奥村、自身初の満塁弾「正直言うと狙ってた」

 「高校野球京都大会・3回戦、龍谷大平安12ー2日星」(14日、わかさスタジアム)

 龍谷大平安の奥村真大内野手(2年)が、自身初となる満塁弾を放つ活躍でコールド勝ち。「素直にうれしいというのが一番にあって、正直言うと狙ってたというのもあって」と笑顔を見せた。

 「満塁ということで、自分は長打を打つ自信があって、サイド気味の左ピッチャーで中に入ってくるボールが自分は好きなので、それを振り抜いた結果がホームランになって良かったです」

 二回に左中間二塁打を放つと、4点リードの四回2死満塁の好機だった。「来た球をフルスイングしようと思ってました」。2球目の直球を思い切り良く振り抜くと、打った瞬間に分かる打球は、左翼スタンドを越える高校通算8号の満塁アーチとなり、一気に突き放した。

 原田英彦監督(59)は「やっぱり打ちよるね」と勝負強さを評価。満塁弾後にはベンチでグータッチを交わすと、奥村は「(監督とのグータッチは)初めてです。うれしかったです。監督さんが声を出してくださっている。自分たちがまだ出てなくて代わりに出していただいているので、自分たちから発信しないと。そこをなくせば監督さんも休めると思うので」と笑った。このグータッチも、原田監督が選手の盛り上げのために考えたもの。その意図をこう話す。

 「今日ぐらいから(盛り上げを)ちょっとやってますけどね。ホームラン打った時にヨッシャーとグータッチしたり。多田の時も『サイレントしろ』と」

 四回に多田龍平捕手(3年)がソロ弾を打った時には、メジャーでも行われる「サイレントトリートメント」を行うようにベンチで指示。選手は何事もなかったように多田を迎え、少ししてから祝福した。徐々に一丸ムードも高まっている。

 奥村は「決勝まですべてコールドでいきたいなと思います。個人的には、1大会の平安のホームラン記録で、1人で4本というのがあるのでそれを狙おうかなと。もちろん結果ですけど」と話す。弾みを付けて4回戦に挑む。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

野球最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス