明石商 エース中森が初登板を志願 2回無失点4K

 「高校野球兵庫大会・3回戦、明石商9ー0和田山」(16日、明石トーカロ)

 明石商は、2年生エースの中森俊介投手(2年)が、志願しての今大会初登板。センバツ以来となる公式戦の登板で、2番手で六回からマウンドに上がると、2回無安打4三振無失点で、最速145キロを記録した。

 「(志願の登板は)慣れというか、春の大会でも登板していなかったので、試合の感覚を取り戻したかったというのがあったので」

 狭間善徳監督が「(中森が)2回ぐらい投げたいというので」と送り出した六回は、3者連続三振という圧巻のピッチングを披露。「六回はいい感じで球の回転も伸びも良かったと思います」。続く七回も1死から三振を奪うなど、3人でピシャリと抑えて、コールド勝ちとなった。

 春の県大会での登板はなく、6月中旬の練習試合では、センバツで記録した最速147キロを1キロ更新する148キロを記録したという。ただ「スピードは出ていても球威がなくてバッターに当てられて初回に失点することが多かった」と話す。この日は「タテ回転で強くリリースをしようと思った」という課題を持ってのマウンドだった。

 「春の時以上に夏は連戦、連投になるのでできるだけ球数を減らして余力を残していこうとは思っています」

 フォームも以前から取り組んでいる形で、力みすぎることなくリリース時により強く力を込めることを意識している。「新チームが始まってから日本一という目標で始まったので、とにかくがんばりたい」と中森。この日は同じ2年生で1番を打つ来田凉斗外野手(2年)が、2安打2打点。優勝に向けて「2年生コンビ」の活躍は欠かせない。

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