広陵・中村 復活への3打点 センバツの4番 大スランプで背番号「13」に

 「高校野球広島大会・2回戦、広陵11-0井口」(17日、コカ・コーラボトラーズジャパン野球場)

 3年連続の甲子園を目指す広陵は井口に五回コールド勝ちした。チームをさらに加速させる一打だった。2点を先制して迎えた初回無死満塁。中村は左前2点適時打を放った。「とにかくランナーをかえすことができて良かった」。「6番・一塁」でスタメン出場し結果を残した。

 今春のセンバツ大会には背番号「3」を付け4番として打席に立った。だが、大会後に調子を崩しスランプに陥った。一時は「バットにボールが当たらなくなった」というほど深刻な状態だった。

 「右足に体重を乗せ、そこで回転する意識でバットを振った」。6月の練習試合では逆方向に打球が飛ぶようになり復調の兆しがあった。12日の開幕戦では代打出場。1打数無安打だったが、中井哲之監督(57)は「その時の雰囲気が良かったから」と、この日の先発起用を決めた。

 かつての4番は、背番号「13」で今夏に臨む。「甲子園に行きたい。チームが勝つために自分に与えられた役割をやりたい」。二回には左犠飛を放ち1安打3打点。中村は聖地に戻るため、ひたむきにバットを振る。

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