近本の社VS才木の須磨翔風 若トラ母校対決は社に軍配 エース藤本が3安打完封

 「高校野球兵庫大会・5回戦、社2ー0須磨翔風」(22日、姫路ウインク球場)

 春の準優勝校を相手に鮮やかな完封劇だ。阪神・近本の母校、社の藤本竜輝投手(3年)が9回3安打9奪三振の快投。「(須磨翔風とは)決まった瞬間にやってやろうと。勝って甲子園に近づけようと思っていました」。阪神・才木の母校、須磨翔風の北村聡汰投手(3年)とのエース対決を制した。

 隙がなかった。「初回の流れが試合を決めるので、力を入れていきました」。初回は先頭から2者連続三振を奪うなど、3人で抑えてリズムに乗った。その後も安定した投球を見せ、2点先制後の九回も無失点で笑顔のフィニッシュ。厳しい戦いが続く中、疲労回復を目的としてオレンジジュースを「1日500ミリリットルを飲んでいます」と言う。万全の準備に加え、発奮材料もあった。

 「(近本の活躍は)インターネットとかで見ています。昨日のホームランもツイッターで回ってきたので、見た感じです。(球宴の)サイクル安打もネットで見ました」。偉大な先輩の活躍を胸にマウンドに上がり、ゼロを並べ続けた。

 2年連続となる8強で、近本の社高時代に並んだ。「甲子園は出場を通過点として、目の前の一戦一戦に集中したい」。次の1勝で「近本超え」。甲子園出場に向け、着実に白星を積み重ねていく。

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