オリックス・アルバース 4カ月ぶり勝利「自信を取り戻した」7回3安打無失点
「オリックス2-1ロッテ」(16日、京セラドーム大阪)
腰椎椎間板ヘルニアで離脱していたオリックス・アルバースが7回を3安打無失点で4月16日・日本ハム戦以来、4カ月ぶりの勝利を挙げた。
1軍マウンドでさえ3カ月ぶり。だが、その投球は球宴出場した昨季をほうふつとさせた。コーナーに投げ分け、変化球でタイミングをずらすテンポの良さでバックの好守も生んだ。
「自信を取り戻させてくれる登板になった」と本人も納得の表情で振り返った。
苦しい時間だった。「リハビリに楽しい時間はなかった。毎日、気持ちを維持させるのが難しかった」。骨盤のズレにより背骨の圧迫、神経を刺激していた。日本での診断だけでなく、米国でセカンドオピニオンも求めた。地道なリハビリを続け、セットポジションは骨盤に負担が掛かる前傾姿勢をやめた。
西村監督は「球のキレ、コントロールとも文句なし。帰ってきてくれたことが大きいですね」と絶賛。3位まで4・5ゲーム差とまだまだ遠いが、左腕の復活はチームに大きな勇気を与えた。