西武M6 ニール10連勝!球団では郭泰源以来!

 「西武5-0オリックス」(18日、メットライフドーム)

 西武投手陣で今や押しも押されもせぬ大黒柱だ。来日1年目のニールが自己最長の8回を投げ、5安打無失点、無四球と文句の付けようのない投球でチームトップの11勝目を挙げた。外国人投手としてプロ野球史上5人目、球団では1988年の郭泰源以来、トップタイとなる10連勝をマークし「特別な気持ち。言葉が見つからない」と喜びに浸った。

 高い制球力を持ち味にする。「自分のスタイルは、とにかくバットの芯を外すこと」と言うように、打者の手元で微妙に変化する球で三塁を踏ませなかった。テンポ良くストライク先行で投げ込むからこそ、味方の好守も呼んだ。

 負け投手になったのは1度だけで、一人でチームに10の貯金をもたらす。獲得を決めた渡辺ゼネラルマネジャー(GM)は「いろんな球を投げられて、きっちり試合をつくれるイメージがすぐに湧いた」と言う。米大リーグ、マリナーズに移籍した菊池の穴を埋める活躍に「チームの半分以上の貯金をつくっている。素晴らしい」と賛辞を贈る。

 ソフトバンクが敗れたため、リーグ2連覇へのマジックは6に減った。「ニールに尽きる」と勝因を語った辻監督は「まだまだ終わってみないと分からない」とかぶとの緒を締めた。

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