「パＣＳファーストＳ・第１戦、ソフトバンク３－５楽天」（５日、ヤフオクドーム）

　楽天が空中戦を逆転で制し、先勝。ＣＳファイナルＳ進出へ王手をかけた。

　楽天は一回、浅村が右中間へ先制ソロ。その裏に今宮、二回に内川の２ランでリードを奪われたが、２点を追う三回にオコエのＣＳ初アーチとなるソロで１点差に迫った。五回は浅村がこの試合２本目のソロを左翼席へ運び、同点。七回に茂木が左翼席へ決勝ソロを放った。九回に浅村の適時内野安打で１点を加えた。

　先発則本は尻上がりに調子を上げ、６回３失点の力投。七回から継投に入り、九回は守護神・松井で逃げ切った。

　ソフトバンクは先発のエース千賀が誤算。７回を投げ、４被弾で４失点。直球、変化球ともに高めに浮いたところを楽天打線に捉えられた。

　楽天のＣＳ１試合４本塁打は２００９年第１Ｓの第１戦以来、１１年ぶり２度目。

　過去１５回、パＣＳファーストＳ（プレーオフ含む）で初戦を勝ったチームの勝ち上がりは１３回で８７％の高確率。初戦黒星で勝ち上がったのは０６年のソフトバンク、１７年の楽天だけ。