金田正一さん「わしの弔辞は兆治」葬儀・告別式に200人参列
6日に急性胆管炎による敗血症のため死去したプロ野球唯一の400勝投手、金田正一氏(享年86)の葬儀・告別式が13日、東京都内で営まれた。元ロッテ・村田兆治氏(69)、元中日・谷沢健一氏(72)、元巨人・堀内恒夫氏(71)、タレントの松村邦洋(52)ら約200人が参列した。
弔辞はロッテ監督時代のまな弟子・村田氏が読み、喪主を務めた俳優の長男・賢一(58)は「前から『わしの弔辞は兆治に』と」と、故人が希望していたことを明かした。感謝の思いに加え、金田氏、弟の留広氏、おいの金石昭人氏で約600勝を挙げていることに触れ「何とか一家で1000勝を」という内容も。賢一は「とても温かい言葉をいただいた」と話した。
戒名はなく、賢一は「ずっとずっと金田正一であろうと思います。仏様の弟子にはならないだろうと。『俺が教祖だ』と言いそう」とユーモアを交えて説明。後日に「お別れの会」が開催される。