ソフトバンク・和田16年ぶり日本S星だ 22日勝利なら王手で登板

 ソフトバンクの和田毅投手(38)が21日、16年ぶりの日本シリーズ勝利を誓った。23日の第4戦(東京ドーム)で先発予定の左腕は、プロ1年目だった2003年の第7戦で新人史上初の完投勝利を挙げて胴上げ投手になった。ポストシーズン8連勝中のチームの勢いに乗り、2年連続の下克上日本一を成就させる。

 連勝発進の余韻が残る本拠地で、和田は登板に向けて入念に調整。「千賀と(高橋)礼がしっかり上位を抑えたけど、最後の攻撃を見てもここぞの集中力はすごいと思う」。ベテラン左腕に慢心はない。

 先発予定の第4戦で日本一が決まる可能性もある中、「そうなれば最高。でも、2017年は3連勝した後に(連勝を)止めている。(3連勝で来れば)『次こそは』という思いです」と力を込めた。左肩の違和感でおよそ1年半のリハビリを強いられ、昨年の広島との日本シリーズは自宅のテレビで見届けたが「テレビで見るものではない。あの場で投げたいと、悔しい気持ちがあった」と言う。

 「ルーキーの時の7戦目ですね」と語るように、日本シリーズの勝利は03年の阪神戦までさかのぼる。その試合では2失点完投勝利で胴上げ投手。「とにかく、悔いのない投球をしたい」。登板の時を、静かに待つ。

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