ロッテ・益田直也が国内FA権行使せず残留を発表「ずっとやっていきたい」
ロッテ・益田直也投手(30)が30日、今季取得した国内FA権を行使せずに残留することを発表した。
「FA宣言をせずに残留することにしました!」。ZOZOマリンスタジアム内で会見に臨んだ益田の表情は晴れ晴れとしていた。
宣言すべきか、それともやめるべきか。球団と複数回の交渉を重ねて迷いに迷った。球団も最大限の条件を提示したようだ。家族にも相談した。
だが、最終的に決め手となったのはロッテファンの「残留を願う」大多数の“声”だった。
SNSなどでの投稿をすべて読み、「とにかく残ってほしいとたくさんいただいて、本当にうれしかった。感謝です」という。
ファンの願いを受けて残るならば宣言せずにと傾いた。「井口監督のもと、いまいるメンバー、スタッフと一緒に優勝したい。ロッテでずっとやっていきたい」。
同期入団の鈴木とは4日間、じっくりと話し合った。鈴木はすでにFA宣言したが「残ってほしい。一緒にやりたい」と話す一方で、「(鈴木の)野球人生です。意見を尊重したい」とも。
今季60試合に登板して4勝5敗27セーブ、防御率2・15。「(今後)3年間、ピークにもっていける」。右腕をフル回転させるつもりでいる。
「スッキリしました」。益田が心からの笑顔を浮かべた。