大商大が神宮切符 阪神の育成1位・小野寺、犠打&二盗で貢献

 「関西地区大学選手権・第2代表決定戦、大商大2-0天理大」(30日、南港中央野球場)

 明治神宮大会の出場権を争う関西地区大学選手権の第2代表決定戦が30日、大阪市内の南港中央野球場で行われ、大商大が天理大を下して2年ぶり5度目の出場を決めた。阪神育成1位の小野寺暖外野手=大商大=は「3番・中堅」でスタメン出場。安打こそなかったものの、先制点へ導く犠打に加え、広島5位の石原貴規捕手(21)=天理大=から二盗に成功するなど2得点に絡み、勝利に貢献した。

 快音を奏でられなくても、神宮大会出場につながる存在感を示した。犠打で先制点へ導いた四回に続き、躍動したのは六回だった。「1試合で、どこも役に立てないということをしたくなかったので。守備や走塁でも活躍できたらなと思ってました」。強打が持ち味の小野寺が、この日は足で魅せた。

 「今日は塁に出たらすぐ走ろうと思ってました。(ノーサインで)自分の判断です」

 六回、2死から四球を選ぶと続く打者の2球目で、天理大・石原から二盗に成功だ。天理大とは敗れた26日以来の再戦で「(26日は)1回も走ってなかったのでリードは大きくても走らないと思われてるかな」と、前回の対戦を踏まえた足攻め。そこから5番・植田匡哉(4年・汎愛)の中前適時打の場面では、激走で2点目のホームに滑り込んだ。

 「日本一を目標にしていて、スタートラインに立てたのでうれしいです」と小野寺。阪神入団を前に、全国の舞台で大学野球の集大成を示す。

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