松中信彦氏“現役復帰”も?香川GM兼総監督就任会見「夏場ぐらいにチャンスあれば」

 四国アイランドリーグplus(ILp)・香川オリーブガイナーズのGM兼総監督に就任した元ソフトバンクで2004年三冠王の松中信彦氏(45)が31日、香川県高松市内で就任会見を行った。15年の現役引退後、初めて指導者としてスタートを切る松中氏は「野球界に恩返しをしたいという思い。1人でも多くの選手がNPBに入り、活躍できるところまで行けるように、自分の経験や練習方法などを若い選手たちに教えていきたい」と抱負を語った。

 会見では球団から驚きのプランも披露された。四国ILpは、これまで禁止していた「選手兼監督」のプレースタイルを来季から認める方向で話し合っており、会見に同席した同球団の和泉享代表取締役会長は「お客さんに喜んでもらえる取り組みの一つとして、松中総監督が自ら打席に立つ可能性もある」と話した。

 松中氏本人も「今も体は動かしているし、この前もイベントでバッティングをして、まあまあ飛んだんです」と笑いながら、「選手たちと一緒にバッティング練習をしたいと思っている。引退して4年もたつので、故障しないように無理せずやりながら、夏場くらいにチャンスがあれば」と“現役復帰”してリーグ公式戦の打席に立つ可能性を示した。

 肩書きは「GM兼総監督」だが、シーズン中は松中氏が実質的な監督としてベンチでチームの指揮を執る方針。GMとしては、早速11月に行われる同リーグの入団トライアウトを直接視察し、選手獲得を行う予定だ。さらに自ら打席に立つことになれば「GM、監督、選手」の三役を担うことになる。香川で第二の野球人生をスタートする平成唯一の三冠王は「楽しみ。ワクワクしかない」と笑顔で語った。

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