楽天のドラフト１位指名・小深田大翔内野手（２４）＝大阪ガス、写真＝が１０日、神戸市内のホテルで球団と交渉し、契約金１億円、年俸１５００万円で入団に合意。１年目から即戦力として期待される小深田は、“ＩＤ走塁”で高い盗塁成功率を残すことを目標に掲げた。

　「身が引き締まる思い。新人王を目標にしたい」と引き締まった表情の小深田。自慢の快足を生かす盗塁が注目されるが「セーフにならないと意味はない」と成功率にこだわっていく考えを示した。

　そのために「投手のモーションを盗むとか、変化球が来るカウントでスタートを切るとか、考えながらやりたい」と、三木新監督も掲げる“考える野球”で確実に次の塁を奪っていく構えだ。

　リーグ屈指の強肩を誇るソフトバンク・甲斐に対しても「甲斐さんから決めたい？そういうのはある」と宣戦布告。目標とする社会人時代の先輩、阪神・近本が盗塁王を獲得したが、数だけではなく、盗塁の質でも先輩超えを果たすつもりだ。