慶大、19年ぶり4度目V 高橋&郡司バッテリーが投打で躍動

 優勝し歓喜する慶大ナイン(撮影・棚橋慶太)
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 「明治神宮野球大会・大学の部決勝、慶大8-0関大」(20日、神宮球場)

 慶大が8-0で関大を下し、2000年以来19年ぶりの神宮王者に輝いた。

 チームを支え続けてきたバッテリーが底力を見せた。先発したエース左腕・高橋佑樹投手(4年・川越東)が、9回を3安打無失点で完封。大学最後の全国という大舞台で、最高のピッチングを披露した。

 速球タイプではないものの、140キロ前半の直球と多彩な変化球を駆使し、相手を翻弄(ほんろう)。四死球も出さず、七回まですべて三者凡退に封じる完璧な投球で、47年ぶりに決勝まで勝ち上がってきた関大に一切の隙も与えなかった。

 打っては、中日に4位指名を受けた女房役・郡司裕也捕手(4年・仙台育英)が躍動。初回に先制の2ランを放つと、八回にも走者一掃の2点適時打を放ち、4打数2安打4打点。捕手として、主将としてチームをけん引した。

 今季での勇退を表明している大久保秀昭監督(50)に「日本一」という最高の形で感謝を伝えたナイン。選手たちの勇姿を見届けた監督の目には、涙が光った。

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