元ロッテ・渡辺俊介氏、日本製鉄かずさマジックの新監督に就任

 プロ野球のロッテ、米独立リーグなどで活躍した社会人・日本製鉄かずさマジックの渡辺俊介投手コーチ(43)が、同チームの新監督に就任することが2日、正式決定した。

 鈴木前監督が08年に就任後に低迷していたチームを立て直し、13年には都市対抗野球ベスト4、日本選手権では初の全国制覇達成と着実に強化が進められた。だが今年は両大会への出場権を逃すと、鈴木前監督から、さらなるチーム飛躍へ渡辺投手コーチの監督昇格案、そして自身の辞任の申し入れがあった。

 渡辺新監督は国学院大を経て新日鉄君津(当時)に入社。00年シドニー五輪に日本代表として出場。同年ドラフト4位でロッテに入団した。ロッテ時代は2度の日本一、日本代表でもWBC連覇に貢献。その後、米独立リーグやベネズエラでプレーし、16年に新日鉄住金かずさマジック(当時)の投手兼任コーチに就任。今年からコーチ専任となった。

 自身初の監督業に「監督としてチームを預かることに、責任の重さを感じている」とコメント。その上で「チームが勝つために全力を尽くす。選手が熱を持ってプレーするチームを作り、来年の都市対抗、日本選手権で頂点に立てるように頑張りたい」と両大会制覇へ意気込みを語った。

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