楽天・高梨、野球教室の原点はイチロー氏との思い出「心に残っている」

野球教室で少年たちを指導する楽天・高梨(左)と森原=楽天生命パーク宮城・室内練習場
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 楽天・高梨雄平投手(27)が7日、楽天生命パーク宮城の室内練習場で行われた「パーソル パ・リーグTV野球教室」に参加。森原康平投手(27)、岡島豪郎捕手(30)とともに少年野球の子供たち75人を指導した。

 高梨と森原は、子供たちにキャッチボールの基本を指導。足を真っすぐ上げ、真っすぐ踏み出すということを徹底させるなど、高梨は「技術をかみ砕くところまでかみ砕いて、わかりやすい説明を心がけた」と説明した。

 指導する上で、それ以上に心がけたのが「テンションですね」と高梨は話す。原点は自身が小学生の頃に参加した、元マリナーズのイチロー氏が開催した野球教室だった。「フライを捕ったりベースランニングをしたり、イチローさんとハイタッチをしたり。楽しかったことが心に残っている」と話す。

 今回の野球教室でも「楽しかったと心に残るものにすることを心がけている」と高梨。小学生たちの目線に立って、たわいのない会話で積極的にコミュニケーションを取り、一緒に笑う。野球教室が終わっても、高梨たちの周りは子供たちの輪が解けなかった。

 もちろん、指導対象が中学生、高校生となれば技術論を教える割合も増える。ただ、この日は「技術よりも楽しかったと思ってもらえれば、それが野球の裾野を広げることにもつながるかもしれない」と、笑顔の中で約2時間の野球教室を終えた。

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