オリックス・育成ドラ1佐藤 野球で恩返しだ!寿司職人・父の食育で189センチ

 オリックスの新入団発表会見が14日、大阪市内のホテルで開かれ育成8選手を含む計13人がプロ野球の世界の扉を開いた。育成1位の佐藤一磨投手(18)=横浜隼人=は“料理の鉄人”道場六三郎氏(88)に師事した父・大磨さん(47)の食育のおかげで成長した189センチの長身を生かし早期の支配下登録を誓った。

 壇上に並ぶ13人の新人選手。その中でも189センチの佐藤一は育成選手ながらひときわ目立った。子供のころからあこがれだったプロのユニホームを着られて、父への感謝の言葉が口を突いた。

 「どうすればゴール(プロ野球)に行けるかを知っていてそこまで導いてくれた」

 父・大磨さんは2代続く寿司職人。あの“料理の鉄人”道場六三郎氏の下でも5年間修行したという。

 「一磨に3代目を継がせるつもりはありませんでした。卵焼きを作らせたら全然ダメでセンスなかった(笑)。野球選手が夢ならば家でできることは栄養と休息。技術じゃなく体を大きくすることが近道と思ったので食育について勉強しました」

 タンパク質、カルシウムなどをバランスよく取らせることで成長を促した。効果はてきめんで中学2年時には180センチまで伸びた。もちろん美食も経験させた。道場氏の店にも中学卒業など祝いの機会に連れて行った。道場氏からは「良かったな」と祝福の言葉をもらったという。

 次は野球で恩返しする番だ。佐藤一は「身長という有利な点があるので一日も早く支配下に登録されるようにはい上がって京セラドームで投げたい」と意気込む。“鉄人”のDNAが育てた“オリの巨人”が育成からの下克上を目指す。

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