中日の藤嶋健人投手（２１）が５日、自主トレのため中部国際空港から空路、沖縄入りした。６日から昨年同様に温暖な地で体を作り上げるが、今年は自主トレの拠点を県内中部にある米軍基地内の施設に置いて練習する。

　２年連続で南国でのトレーニングを選んだが、様相が少し違う。練習拠点は米軍基地内の施設。「すごく便利らしいです。球場もあって、ジムもあって。環境がいいと聞いています」と説明した。

　昨年は沖縄県八重瀬町をベースに練習した。当時、藤嶋の投球を受けるなど練習パートナーを務めた人が、米軍基地内の施設を候補に選び、使用許可を取ったという。施設はトレーニング器具はもちろん、スカッシュ練習場やサウナなど完備しているという。

　今後は沖縄でトレーニングを続けてキャンプに突入する。「去年は球速アップを目標にして、平均球速が上がった。もう一段階上を目指したい」。若き右腕は異例の基地内自主トレで、２０２０年のスタートを切る。