オリックス・榊原“火消し”はご無用 QS王目指す!
オリックス・榊原翼投手(21)が5日、大阪市住之江区で行われた『大阪市消防出初式』に参加。今季の目標の一つに、クオリティースタート(QS)=6回自責点3以下=王を掲げた。
「先発をやる以上、中継ぎに負担を掛けないようにしたい。QSは理想だと思う。意識しています」
昨季は13試合で3勝4敗、防御率2・72。故障で途中離脱したため規定投球回数に届いていないが、QS率はチーム2位の76・92%を記録した。これはパ・リーグのQS王である山本の80%に迫り、同2位のソフトバンク・千賀と並ぶ数字だ。
今季に向けて「規定投球回数は絶対達成したい。ケガをしなければ結果は付いてくる。予防のために柔軟性を大事にストレッチを入念にやりたい」と力強く話す。
規定投球回をクリアするため、昨季の完投1からの大幅増も視野に入れる。「9回を投げきりたい。そのために信頼を得たいです」。消防イベントながら“火消し”はご無用の完投型でQS王へ突き進む。