楽天・鈴木大“学生トレ”で原点回帰 「不安打破」へ20時まで長時間練習
FAでロッテから移籍した楽天・鈴木大地内野手(30)が20日、沖縄県内の施設で自主トレを公開。長時間に及ぶ“学生トレ”で原点回帰し、新天地で臨む20年シーズンへ向けて、徹底的に自らを追い込んでいた。
「いい不安感といい期待感がある。不安を打破するために、満足のいく練習量も積んでいる」と鈴木大。沖縄では朝の砂浜ランニングに始まり、キャッチボール、ノック、そして午後から徹底的な打ち込み。その練習は20時までに及ぶという。
鈴木大は「質に勝る量を積む時期があってもいいかなと思う」と説明。11日まで行われた高知県の一次合宿では「みんなで洗濯して食事の片付けをして、学生っぽくやらせてもらった」と明かした。
プロでは当たり前の食事提供などの環境に「ありがたみを感じられる。これはやめてはいけないことなのかなと思う」と原点回帰でプロの世界で戦う気持ちを強くするのだ。「今までと違う思い、覚悟がある」と話す背番号「7」が、新天地でもチームをけん引する。