原監督が涙の弔辞、金田正一さんは「父であり、師匠であり…」食事会で“野球講義”も

お別れの言葉を述べる巨人・原監督(撮影・高石航平)
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 巨人の原辰徳監督が21日、都内のホテルで行われた「金田正一お別れ会」に参列。目を潤ませ弔辞を読み上げた。

 長男の賢一さんが生前から金田さんが、原監督に親愛感を抱いていことを聞いており、代表して弔電を読むことをお願いした。

 原監督は遺影を見ながら時折、目を潤ませ話した。「弔辞。金田さん辰徳です。長きに渡りいろんなことを教えていただきました。私にとって父であり、師匠であり、前人未到400勝投手、憧れの先輩でした。本当にお世話になりました」。

 2002年に初めて巨人の監督を務めたことも言及した。

 「2002年巨人軍の監督に就任してからは野球を教えていただき、その金言はいくつもありました。特に、チーム状態が悪い時には明るい声で電話をくださり、幾度となくアドバイスをくださりました。柔軟体操をして体を柔らかくしなやかに動かしているかと。下半身をしっかり鍛えて、下半身始動の野球ができているか。全力疾走、全力投球、全力スイングはできているか。選手にもたくさん指導していただきました」

 さらに、「年に5、6回は食事をしながら、野球談議いや、講義でしたね。食事も野球の内と常に言われていました。金田さんは大変な美食家でご指定のお店はどこでも本当においしく、何回かに一度は生意気にもごちそうさせていただいた時に、『何を気を使ってるんだ』と言いながらニコッと笑っていらっしゃいました。金田さんとの食事会はいつも楽しみでした」と振り返った。

 「偉大な、野球人の先輩である金田さんからちょうだいしたたくさんの教えは私が後世に伝えていきます。安らかに安らかにお休みくださいませ。令和2年1月21日、読売巨人軍原辰徳」と締めくくった。

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